昨日に続き、劣化した無垢材の床を削り、
そうするときれいな新品素材が出てくるのですが、そのままでは汚れや水分などを吸い込み、あっという間に表面が汚くなってしまいます。
そこで、保護するものを塗るのですが、せっかくの無垢材ですしそれを活かす材料って何でしょうか?
床に塗るといえばワックスが一般的ですが、ワックス成分は簡単に言っちゃうと弱い樹脂なんですよね。
樹脂はまたまた簡単に言っちゃうと、プラっぽい感触でして、それじゃあ無垢活きないよね。
無垢材が活きて天然素材といえばオイル系で
リボスとかオスモとかそのへん? いわゆる油ですよ。
しかし、オイルは吸い込んで余計な分を吐き出すという工程があって(余計な分は拭き取る。拭き取らないと浮いた分が固まって良くない)しかも乾くのに2,3日かかっちゃうんですよね。
なので、僕は床用はあまり好きじゃないんです。
じゃ、何よ。といったときに、コレ
未晒し蜜ロウワックス。蜂が蜜を集めて巣を作り、その巣から蜂蜜を分離して残った脂分からできるとかそんなやつ。常温で固形。体温くらい(もうちょっと低いかな)で溶ける。感触としてはマーガリンです。
それがとても使いやすいんです。
使いやすいとは、塗りやすい。伸びやすい。余計な分が吸い取りやすい。
ってことで、失敗しにくいというところ。
さて、説明終了。塗り写真です。
昨日の削ったままの床。
塗るとこんな色目。乾いたものに水分、油分が入ると必ず濡れ色になります。
水分はそこから乾けば戻りますが、油分はそのままキープ
塗り動画。4倍速。
日向での色違い。
戻りますが、元はコレだったんですよ。