塗装と言って、おそらく通常思いつくのは、水性塗料、油性塗料などいわゆるペンキ的なものだと思いますが、今日はワックスあとステインについてちょっとお見せいたしますね。
素材はこんなツーバイ材
ツーバイ材というのは別名SPF材とも言いまして、S(スプルース)=唐檜(マツ科トウヒ属)、P(パイン)=マツ科、F(ファー)=樅(マツ科モミ属)の頭文字から取っている名称で、まあ結局松ってことです。
このマツ。針葉樹でして、針葉樹は一般的に素材としての特徴は柔らかい。柔らかいってことは比重が軽い。要はスカスカってこと。スカスカってことは空気も入りやすく乾燥しやすい。水分吸い込みやすいとか、そういう傾向ですね。塗装においては浸透しやすい(着色染まりやすい)とかそういうことです。
ですから、良く言えば表情を変えやすいって事も言えるわけで、楽しい素材です。
買ってきた2✕8。まずは素地調整。後でザラザラが気に食わなかった場合はやり直しになってしまうので、手触り納得行くまでやりましょう。汚れも落ちますしね。
ホコリを飛ばして、ステイン着色。歯の染みをステインとか言いますが、あながち間違っていない。薄い油性のシャバシャバの液で染めます。
刷毛塗り。これは塗りたて
一度塗りだけで、古材の風合い。
乾燥すると、艶が引けます。
ステイン染だけだと、所詮木の繊維が染まるだけで、見てくれは良いですが使い物としては駄目。
素材としては安物なんですよ。すぐ削れちゃう。ですからワックスで油分を与えてあげます。
当たり前ですが、油分は水を弾くのである程度汚れ防止にもなります。
八丁味噌みたいな感じ 笑
ワックスはウエスで塗り込みながら伸ばします。(ここ大事)いらない肌着(綿)でもOK!
油分はケチらない。守ってもらうんですよ!でも、余計に残っても意味がないしゴミになりますので。いい塩梅にね。
比較。(上ステインのみ。下ステイン+ワックス)
透ける系着色は大体そうですが、重ねると色合いに深みが出ます。平らなようでも凹みには入り込みますし、上面は回収されますし、そういうことです。
そんで、”これ何使うかというと” 編
こんなパーツを付けて
ビス接合しまして
はい!階段。っていうかはしご? ま、いろいろ事情がありまして今日はこんなのを作りましたよ。