木の傷補修もいろいろで、それにはまず素材について説明しなくちゃいけません。
見た目木のように見えても
①無垢材 → 本物の木を仕上げているのでキズがついても傷の中も同じ木です。
②合板 → 中身は安い木が使われていて表面の1ミリほどだけ感じの良い本物を貼っています。そのため表面の本物より深い傷が入ると中身の構造の木が現れます。
③木目調シート張り建材 → 本物の木は使われません。表面には木目をプリントしたビニールシートが貼られています。
基本はこの3種類でそれぞれ直し方のポイントが違います。
写真と合わせて説明してみますね
無垢材は傷の中身も本物が見えていますので埋めるとき透明の透ける素材を使うと簡単です。
家具とかが特にそうですね
合板は床が多いです。表面だけ本物。表面が本物ってことは触って本物感があるということ。
しかも何層も貼り合わせているので狂いが少ない強いのも特徴。
本物の下までえぐれていると偽物が見えますので木目を書かなきゃ直った感は出ません。
木目調シート張り建材
本物の木は使われてないのでダメな奴かといえばそんなことはなく
技術の素晴らしさといいますか
欠点が無いんですよ 見た目 きれいなんです
で、汚れも弾くすごいやつ
汚れを弾くので直す素材も弾きやすいという 笑 工夫がちょっと要ります
合板と同じように木目全書きです。
色を作って書き込む前提ならビスを打とうがどんな傷でも直せます。
集成材という素材もありますね
本物を貼り合わせてデカイ本物を作るという
集成材は着色して貼り合わせのラインを消している場合が多いかなあ
着色している場合、内部は着色前の素材が出るので合板的な考え方で直します。
以上、木目補修についてちょっとまとめてみました。
ちゃんと理屈があって直しています。