窯業サイディングの木口は塗装が剥がれやすい話

昨日のモルタル系汚れ除去と同時進行の件でした。今日はそんな話を

写真の通り、白くなっています。よく見ると塗装剥がれ。

窓の下は通常金属の水切りで処理するのですが、こちらはサイディングをカット、90度寝かせて当てた模様。

統一感が欲しかったのかな?

おそらく、カットした木口(切った面のことはみんな木口っていうのかな?)は塗ったのでしょう。

業者さんもプロなので、プライマーなど塗ったのでしょうが、木口が表面に出て塗ってという処理は、そうそうないはず。

(勝手な予想です。違ってもスルーしてクダサイ)

それで、僕に依頼が来たのですが、それでは補修屋がそんな都合よく剥がれない処理が出来るのか?と言われれば、もちろん高確率(さすがに100%とは言い切れない。。。)で出来まして、その理屈をちょっと言うとしたら

①木口の表面の質転換をする

②着色塗料に保護効果を期待させずに染める目的だけに限定する

って、この2点で理屈上良いのじゃないの?と思います。

通常、外壁塗装で使いたい塗料は雨風に対して耐久性を考え、シリコン系とか使うと思うんですよね。

シリコン系、ざっくり特徴をいうと固まるとゴムっぽい。えーめちゃざっくりですが、ゴムっぽい塗膜は侵入防止能力は高いのですが、密着などにはそれほどって印象です。まあこれも色んな商品があって知らないこともありそうなんですが。

ですから、ココにはあんまり使いたくないです。

密着と侵入に対しては、プライマー、というか下処理で防御。下地を作った段階で、そこはすでに窯業素材ではなく、通常塗装に対して適していることになり、その下地を染めるという、そんな作戦です。

という、一応理屈がある施工なのですが、理屈が間違っているとやっぱり剥がれるという、ちょっとそれ以上はわからないです。。。

なにはともあれ、洗う。洗ったら更に剥がれる。

隠す。ココだけ染める。

染めた!

統一感。キレイ。

多分大丈夫。たぶん

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