塗料も用途によって分類がいろいろ分かれるんですけど、例えば顔料系と染料系なら隠蔽させたいのか染めて透かしたいのかの用途で使い分けます。
今日は塗った膜をどう管理したいかみたいな分け方でのお話を少し。
ガードラック:和信化学工業 超有名商品で主に木材系の塗料に強い会社です。
木材を守るってことですが、メインは防腐です。
塗料の成分に防腐剤が入っているのですが、いかに防腐剤を染み込ませて防御膜を作るかってこと。
ですから、2回塗りが基本なのですが、塗り方をちょっと考えてみました。
今回はこれ(1×4)を塗りました。
木材は乾燥状態(普通に売っている状態)ですから、水油は当然吸い込みます。
いかに吸い込ませて防腐層を作るかが目的ですから、1回目はじゃんじゃん塗りましょう。
どこまでも吸い込む?塗料がいくらあっても足りないんじゃないの?
大丈夫です。木材は吸い込み限界が来たら、吸い込みをやめますし一度吸い込んでも一定時間をおいて今度は少し吐き出します。まあ、同時に揮発して空気中に出たりもするので、滞留しっぱなしってこともなく落ち着くんですけど。
ケチって塗っても時間が無駄なだけですよ。
塗り方はあまり気にしなくてもOK!染まり方(色)を気にするのは2回目の塗りの役目です。
しかし、ここで中断したらちょっと面倒ですよ 笑
ガードラックいろんなナチュラル色があるのでマジおすすめ!しかし高い!(4Lで¥9,000ほど)
被膜系はさらっと説明で終わりますけど、染み込まず塗料膜を物理的に作って守るってことがしたいもの。
鉄板へ塗るペンキ的な。水性シリコン系とかが普通の人にはちょうどよいグレードかと思います。(用途によりますけどね)
色を付けたいだけで、安く済ませたい(母材を守るのは無視)ならラッカースプレーとかで良いんじゃないですか?
って感じです。
ってことで、今日は木材80本ほど塗った日。仕事がしやすい日でしたね。