チョーキング
外壁などで表面が劣化して、粉を吹いたような状態になること。
塗装の樹脂分にしてもそうですが、紫外線劣化などによって分解されてしまいます。
こんなのね。触ると粉が取れて本来の色が見えます。
一気に塗装膜1枚丸々分解されるわけではないので、チョーキングが起こったからといって外壁そのものが即崩れるわけではないですが、本体がどんどん減り始めているということには代わりありません。
外壁や屋根とか塗装で守ろうということはそういうことです。
そんなことを踏まえつつ、本日のお題はコレ!
表面がペリペリ剥がれ出しています。
ここまで来ちゃうと、崩れ落ちるのは早いです。
窯業系サイディングの窯業は焼き物ってことですから、例えば植木鉢を考えてください。水めっちゃ吸い込むじゃないですか。お茶碗とかだと?あれは釉薬が塗って焼いてるので表面がガラス質になって水を吸い込まなくなっているだけなわけで。
ですから、塗料がなくなった窯業系サイディングは水をめっちゃ吸います。
水を吸う → 膨張 → 乾燥 → 内部に空気層が出来る → スカスカ →以下ループ(すっかすか)
ということで窯業系サイディングを直すに当たって、やるべきことは水を吸わなくさせることです。(ゼッタイやってね)
ささ、やったら整形ですよ。パテ盛り。1回平らにする。
ツルツルのほうが水を弾きますが、味気ないので模様を付ける。ご予算やお客様のご要望によっては無しでも、僕はOK派。お客様のお心のままに
この状態で完璧に見えてもサフェーサを塗るとエラーが見えるんです。
あとは、色を作って塗れば完成。
なんですが、時間をちょっと戻して
最後にクリア塗装をするのですが、ちょっと余計に塗ったら変色?ギャー
良かれと思って塗れば良いというわけではないですね 笑
さて、実はこのお宅以前にもお直しさせていただいていて、
施工後の追跡調査はなかなか出来ないのですが、劣化もなく良かった!