自動車のボディーコーティングって何やってるの?

ブライトラボ的、技術解説です。

【コーティング】 可算名詞 塗り、上塗りが辞書的意味ですが、自動車ボディーの塗装の上に被せてボディーそのものを守らせたいということが目的です。

じゃあ、そんなに性能良く守ってくれるのかという話ですが

ボディーに物が接触すると傷がつくわけです。(大げさだと運転していて木の枝と当たったとか、衣服が擦ったとか、実は洗車でスポンジで洗う接触行為もキズを付けているのです)

ですから、直接接触しないように犠牲にさせたい膜がコーティング膜なのです。

【種類】ざっくり2種類です。

①ガラスコーティング 現在の主力です。

名前の通り、仕上がり表面がガラスになるイメージ。ガラスの主成分(珪素)がちゃんと入っています。

で、樹脂(塗装面素材)をガラスに変えてツルツルになるから汚れが付きにくく落ちやすいでしょって考え方です。

鉛筆引っかき硬度と言うものがありまして、H6の芯の鉛筆で描いてもキズがつかないよとかの硬さ性能がありますね。それはまあまあ硬いかもって思うでしょ。

3年とか5年とか持続すると言ってます。いわゆる5年持つよという話は保護性能が持つという話。

よく間違える話ですが、コーティングをすると撥水性や汚れが付きにくいとか洗車が楽とかおまけの性能もあるのですが、これは落ちるのが早いです。(下部など汚れが付きやすいところで6ヶ月程度)

ですから、年1回のメンテナンスで汚れ取りとメンテンナンス施工などお金がかかる行為を行います。

そうすると、オマケ機能がまた発生して1年間気持ち良く乗れるわけです。

たまに、5年間メンテいらずとか謳っている業者がいますが へーーー  とか僕は思っていますけど。

 

②ポリマーコーティング

1年持続、掛け捨てみたいな感覚のやつです。

高分子化合物とか漢字で書くとイメージ付きやすいですか?

ガラスと違ってこちらは柔らかいです。1年間洗車でスポンジこすってるとなくなっちゃうイメージ

毎年やり直しで施工するならこちらでも問題ないって考え方も出来ます。ただし柔らかいですからガラスコーティングみたいなH6鉛筆でやるとボディーにキズが付くのは避けられません。そこまではしょうがないって人向け。施工費用安め

 

コーティングした方が良いかどうかというと、圧倒的にやったほうが良いです。もうどっちをどこでやっても良いから一度どうぞって感じです。施工するとツヤ感も上がりますしね。

やっぱり、本体塗装膜を減らすのは得策ではないです。3年とかで車検ごとに買い替えって方はやらなくて良いです。

そんなに簡単に塗装膜はなくなりませんから。

 

コーティング処理では高級車は若干高いです。

理由は、高級車だから気を使うってのももちろんありますが、写真のように保護パーツがたくさん付いているってが一番だと思います。

要は手間がかかるわけです、やっぱり。かっこいい出っ張り じゃま!! 笑

でも、ぼくの場合は高級車(高級素材)だからって始まっちゃえばあんまり気にしないタイプですねえ。

銀行マンが現金扱ってもお金と思ってない感覚?

そして、さんざん納得いくまで作業をして終わりだーって思った瞬間、高級車へ戻るわけです。

そして俺が綺麗にしたメルセデス かっちょいーーー!

と思うんです。

コーティングをするにあたって、ポリッシング(磨き処理)をして傷取りをして物理的にツルツルにしてから施工したいわけですが、長くなったので一度切って明日書きます。良かったらまた見てくださいー

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