細かすぎる施主チェック

新築の補修において、数の多い少ないは

①大工さんの丁寧さ

②施主チェックの細かさ

と、大きく2つあるのかなと思います。(業界の皆様そうですよね)

①はしょうがないとして(織り込み済み)

②は当日びっくり、現場担当さんもびっくりみたいなことがあって

例えば、施主さんライトを付けてすべての箇所をなめるようにチェック。

傷なしはもちろん、平面でないとだめとか、製品の平均品質くらいでもだめとか、建材ジョイントのラインが許せないとか

まじかよ!ってみんなが困ったりします。

 

写真例です

階段の合わせ目。合わせ目としてはまあ普通きれいなもんだとお思うのですが、ラインが嫌とか。

コーキングのちょっとした重なりの厚みが嫌とか

ペンダントライトの縁不良。まあ製品不良といえばそうなんですけど、おそらくこのくらいのライトでお値段を考えるとこのくらいのエラーは許容範囲?

カーテンタッセルフックの傷。今回6割ほどこのような傷があったのです。

お客様にしてみたら、エラーはなくて当たり前という感覚かもしれません。

日本のメーカーも完璧前提というスタンスにしたいので、修正チェックが入ればご要望に答えようとします。

が、正直限界はあって、ホントの完璧を求めるのであれば相応の金額が必要なんですよね。

落とし所の話としては、お客様は要望を出す。(言わないわけにはいかない)

施工会社は一応了承する。(で、可能な限りの対応をする)

僕のような補修屋は両者が一番納得できる程度の作業をする。(ちゃんと直した感。あまり補修金額がかからないコスパの良い施工方法)この辺に気をつけるようにしています。

で、お客様が補修箇所を見て、きれいで満足ならばそれに越したことはないですし、もしそうでなくても 

”対応した” ということが重要で、その気持だけで満足する場合がほとんどなのかなと思います。

お客様も、生活すればすぐ傷だらけになることはわかっているのです。

でもね、一生に1度(人によっては数度)の人生で一番高額の買い物で妥協したくない気持ちが生まれるのは当然でしょうね。

やるだけのことはやった というイベントの一つにしっかり付き合ってあげるのもとても重要なんだと思うのです。

なんたって、人と人とが関われば何でもサービス業なんですから。

 

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