接着の仕組みについて

今日は室内ドアの剥がれ(まだくっついている)の補修にお邪魔しました。

ほんの5分、くっつけるだけだったのですが、ちょっとこの接着についてお話したいとお思います。

このくらいの剥がれ、メンテ担当の方などはしょっちゅう見かけると思いますが、結論から言えば瞬間接着剤を使うと良いです。

補修、メンテは時間との勝負だったりしますし、訪問のお客様の時間のお手間も短くなりますしね。

接着した際、はみ出て硬化した角など面取りすると引っかかり防止に良いと思います。力加減うまくやってください。

瞬間接着剤は染み込むと、濡れ肌になりますが見えなければ良ければ大胆に、見えないところでもしっかり処理したいのであれば少量で少しずつやってください。

今回は上部だったので、全くわからなくなりました。

さて、接着の仕組みについてですが、大きく分けて2種類(仕組みそのものとしてはもっとあるのですが、静電気でくっつけるとか、分子の力でとか一般の人が出来るものではないのでここでは省きます)

①母材の凹凸に入り込み硬化、鉤状に噛み付く形で離れにくくする方法

 例:瞬間接着剤

②母材を溶かして融着させてくっつける方法

 例:プラモデルの接着剤、溶接

どっち使えばいいかな?と考えた時

例えば、今回のように内部は木、外部は樹脂系な感じのシート

木は溶けませんよね。樹脂はわからない。

もう消去法からして①の方法です。

①を使うときの注意点から考えましょう。

凸凹がないとだめなんです。

つるつるしているのならわざと傷をつけましょう。傷がつきにくい?

こんな経験ないですか?しっかりくっつけたのに、ぱかっと剥がれた!

もうわかりますよね。①でつるつるだと接着できないんです。

良い下処理は良い仕事。職人さんあるあるですよね。

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