繋ぎ目の処理とデザイン感

木工の造形物ははじめから接着剤で結合する場合、当然ピッタリ合わせて空き(スキ)もなく作られます。

結合面は接着材の能力でくっついてるわけですから、剥がれない限りはそのまま

デザインも結合ラインにヘアラインほどの線が入る感じですね。

現場制作の造作物であっても、やはり大工さんは優秀ですからミリ単位でピッタリ作って完成時にはそれほど気にならない同じようなデザインで出来上がるでしょう。

といっても、接着剤結合は厚い接着剤が結合要素になるわけでないのでクランプなどで締め上げて、デザインとしてなおさら細いラインが出来上がり素晴らしいのです。

かたや接着をしない現場施工では木も痩せが出てその時は気にならない隙間が1ミリほどに広がったりします。

そうなるとやっぱり気になってしまうもので、隙間埋めをするのですがその際どんな埋め方をするのか。ちょっと気にします。

 

①はじめからピッタリくっついてたようなデザイン。

パテ埋め造形も角を意識してピシッと作ります。そしてその頂点に細いラインを引きます。

大体イメージ付きますよね。

②ちょっと分かる第3の素材っぽく作る

今日お見せする感じですが、見た目はちょっとゴム系の接着剤みたい。色目も木系なのでそんなに違和感ないですよね。との粉で埋めた感もありますかね。

で、僕はコレ作りました感がちょっと好きなんですよね。

写真のような木の感じだと、その木の経年変化も愛して生活に取り込むわけですが、生活傷と共に造作感が味になるはず。

今日はそんなお話でした。

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