普通と違う使い方をしてみる話

木材保護塗料を外壁としての乾燥製材に塗る。

普通はどう考えても刷毛塗りです。

使ったのは 和信化学工業の ガードラックPro

標準塗装工程にも ハケ塗りって書いてますがな

僕は仕事でハケ塗りしてないのであんまりよくわかんないんですけど、知ってる限りだと

ハケ塗り ハケに吸い込ました塗料を塗りたいものに移す事で塗る

吹付け 圧縮空気で塗料を粒子化して塗る

イメージしやすいことだと思います。この方法でメリットデミリットが生じるのですが

吹付けで圧縮空気に混合させて塗料を飛ばすと一部飛散してしまい、ロスが出てしまったり飛散したのが他のところに付いてしまったり、よくないですね。

仕事ですから、このリスクはたぶん致命的なので普通の塗装屋さんはハケ塗りなんだろうと思います。

 

今回、そこを敢えて吹付けをしてみたよって話なんですけど。ここから

思いついた理由は、脚立を立てて4mくらい上でハケとカップ持ったら落ちるわ ってとこです 笑

スプレーなら片手で済むしね。

で、対象はこの構築物。去年の年末に作った時はもちろん建築家さんが足場を立てて

その時塗った風ですが、十勝の年末はこんな晴れでも毎日真冬日ですから塗装なんて出来ません。

無理くり上部分だけ工場で塗装した後に貼り付けをしただけ。

春まで待ってGWにやるかって思ったら、GW全然出来なくて開けの今日ちょっと時間があるじゃん。やるーみたいな流れでございます。

塗ってみた。スプレーは調節が出来ましてね、3つ

①パターン 吹付け幅が小さく出来たり大きく出来たりします。ガンガン塗りたいのでもちろん最大

②吐出量 塗料の出る量を調節できます。ドバドバ出したいのでもちろん最大

③空気圧 混合させる空気の量を調節できます。強くすると細い粒子化できますが、飛散量が多くなるので小さめ

今回のポイントは ③空気圧で 粒子化された塗料が乾燥すると固形粒子が残ります。固形物が均等でないと塗った後がガッタガタ、ムラムラに見えます。そのため通常の塗装ではエア圧を上げて細い粒子を作って均等になるように塗ります。レベリングとかって言います。

今回の物は表面ガッタガタです。製材です。乾燥剤ですから吸い込みます。むしろ吸い込ませて防腐させたい塗料です。なので低圧で良いわけです。

そんな設定をあらかじめ予定しながら、試し塗り。

さすがに1回ではタレる感じですが、ちょっと吸い込ませて2回目塗ると

いい感じじゃね?

どんどん塗る。良い。しかし良すぎて上も塗らないとみっともない 笑

角は枠っぽく白にしたいとか思ってるので塗りませんが、マスキングとかめんどいんで作戦 ”板防御”

概ね塗れた。上部は土が微妙にユルユルで怖いので、今回はパス。

今回の作戦の感想。

色の留まりは良い。効率も良い。が防腐目的で吸い込ませたいからもう少しジャバジャバ塗っても良かった。(そのくらい簡単にきれいに塗れました)塗り方や面積時間のデータが取れた。

ということで、一粒で2度美味しいDIYでした。

あーあと、やっぱり使い捨てゴム手はしましょう。(当たり前)

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