隙間の埋め方の話

施工当初ピッタリついていても、いわゆる ”動いて” しまって隙間ができてしまうことがあります。

新築住宅で ”動く” のはほぼ常識で、原因は素材の湿度変化で伸び縮みをするからで、さらにくっついているそれぞれの素材の収縮率が違うから限界を超えると割れたように離れるわけです。

住宅メーカーもその現象は織り込み済みなので、モヤモヤせずに指摘は遠慮なく言ったほうが良いと思います。(逆にひどい施工だとも思わないでくださいね)まあ、限度はあるわけですけど 笑

例1:木と木

わかりやすく縦方向と横方向では動きが違うわけです。充分動きが止まったら(木の乾燥度が高まったら)パテで処理したいところですが、ちょっと早そうな時期だったのでコーキングを盛りを少なめにして処理しました。

 

 

例2:木と壁紙

ちょっと専門外ですが、壁紙のノリ成分が飛んで隙間が出来て空いたように見えた感じ

壁紙屋さんは多分この段階で埋めて当たり前くらいに思っています。白系のコーキングでやはり盛りを少なく充填

例3:造作棚などの建材隙間

集成材の表面が白い樹脂(プラっぽい)ので作られた造作棚

特に指定しないと大抵この素材だと思います

こんな感じの

この素材は寸法でカットしたときに樹脂部分が割れやすいんです。上に捨て材などを当ててカットすれば綺麗に切れそうですが、多分コストが上がっちゃうんでしょうね。

あと、見える木口には木口テープを貼るのですが、ここも寸分の狂いなくというのも難しく少しばかり線状に隙間ができてしまいます。

ここがどうしてもイヤと言うご依頼の場合は、やはり埋めるわけです。

そんなわけでいろんな仕上がり向上の場面でも仕事をさせてもらったりしています。

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